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貨幣と信仰ー神社仏閣ルネッサンスー

投稿者:バチー

(1)市場の起こり

 私は、谷中銀座や浅草の商店街を歩くのが大好きだ。寿司屋、天ぷら屋でグルメを楽しみ、傘屋や伝統工芸のお店を見て歴史を体感するのが好きだ。また、郊外では高幡不動の金剛寺の門前町が好きだ。高幡不動の金剛寺を参詣し、近くのかき揚げ丼を食べるのが楽しみだ。

 実は、江戸時代から続く商業地域は軒並み神社や仏閣の参道に面している。今話題の築地市場は、もともと築地本願寺の門前町として江戸時代に魚市場が立ち並んでいた歴史がある。その歴史を基盤として築地市場が建てられた。表参道や原宿の竹下通りは、明治神宮の門前町としての歴史があり、谷中銀座は根津神社の門前町から歴史を開始している。

 市場と神社仏閣、ヨーロッパならば教会と市場との密接な結びつきについて、網野善彦多くの歴史学者から指摘されているので詳細は割愛するが以下の歴史がある。

 多くの人々が集まり安全に取引しなければならない。当然、中世において夜は暗く盗賊に襲撃を

受けるリスクや取引で騙し騙されるリスクもある。そこで、人々が集まりなおかつ安全な場となれば、巡礼・信仰の対象として人々が集まりなおかつ神や仏の権威の元で平和な環境が担保された神社仏閣、教会周辺が市場として選ばれた。

 ベネチア商人として名高いベネチアには守護聖人の聖マルコを讃えた大聖堂があり、かつて中世

商業の中心地として栄えたイスタンブールにはアヤ・ソフィアなどの大聖堂があった。商業と宗教は切り離せないのだ。

(2)現代の神社仏閣の貧困

 現在、多くの神社仏閣や教会は世界遺産や重要文化財として指定され、国や地方自治体の保護

下にある。そして、歴史雑誌や文化誌には神社仏閣や教会は特集され、観光客が来る。

 その一方で跡継ぎ不足、地域の少子高齢化などで神社仏閣の荒廃は進んでいる。

 私は、これは本当に豊かな社会なのか?と悩む。神社仏閣が行政から保護されるあり方が本当に豊かな社会なのか?、でもある。確かに税金で文化財を保護するという視点は公益という観点からは重要かもしれない。しかし、長期的に見て神社仏閣の集客力や生きた信仰が守られるか?という点では疑問符がつく。私は、博物館や美術館の展示品として集客するよりも”活き活きした信仰”が残る社会の方がより歴史を大事にしている社会だと感じるのだ。

 伊勢神宮は、現存する世界で最古級の宗教施設と考えている。20年に一度、式年遷宮と呼ばれる建て替えが行われ、そっくりそのままの建物が再現される。最古の式年遷宮は持統天皇時代の西暦690年に行われた。西暦690年以来の建築物が今尚伝えられているのだ。式年遷宮を通じ建て替え

られるため世界遺産や国宝には指定されていない。しかし、記録で遡れるだけでも飛鳥時代以来の

 伝統が”生きた形”で残されている。”生きた形”で残ってこそ真の意味で歴史や文化を大事にする世界ではないだろうか。そして人々がごった返しながら市場が発生するイメージだ。

(3)ZEN OSと神社仏閣

 私たちは、ZEN OSと呼ばれる仮想通貨を作るシステムを考えている。神社仏閣にこそZEN OS

を利用してもらいたいと考えている。ZEN OSを通じて各地の神社仏閣が歴史に根ざして仮想通貨

を発行し流通してもらう。各地の神社仏閣ごとに通貨が発行され、職人や商店主、参詣者たちが利用され還元するイメージだ。門前町の利用者、お祭りの利用者には独自通貨や記念に発行された通貨を利用する。最近はヴァーチャルリアリティも発達して来たので、神社仏閣のお祭りにヴァーチャル空間で参加しながら仮想通貨で取引に参加することもできるのだ。

 そして、神社仏閣の建て替え、遷宮の時には臨時に共同体で通貨が神社仏閣の権威の元で発行され建て替えの原資が確保されのだ。また、現代版”お蔭参り”として、例えば60年に1度のような集団参詣の時には、臨時にZEN OSを通じて参詣者にはお金が発行され参詣者たちはZEN OSを利用する焦点を利用することができるイメージだ。60年周期で行われた伊勢神宮へのお蔭参りでは、子どもや奉公人は親や使用人の許可なく参詣することができ、お金がなくとも施しを受けながら参詣できた。

 ZEN OSを通じて神社仏閣のルネサンスが行われる社会が私たちのイメージだ。

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