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オズの魔法使いと通貨の知られざる関係ー君は魔法使いになれるか?

編集者:バチー

 「オズの魔法使い」を読んだことはあるだろうか?子どもの頃読んだことがある方も多くいるだろう。ストーリの概要は以下のサイトに掲載されている。

 簡単なあらすじは以下の通りだ。

 カンザスに住んでいた少女ドロシーが、魔法が当たり前な”オズの国”に家ごと竜巻で飛ばされ、飛ばされた先に東の魔女たまたまたいて潰されてしまった。その魔女は悪い魔女だったので一躍ドロシーは英雄になるが、ドロシーの願いはカンザスに帰ることであった。そのために願いを叶えてくれるかもしれないオズの魔法使いの元へ行く旅に出たのだ。そしてその旅の途中で、知恵が欲しいかかし、勇気が欲しいライオン、心が欲しいブリキに出会い、一緒に旅することにした。

オズの魔法使いは1900年に出版されたが、実は、デフレ不況が進む当時のアメリカの金本位制vs金銀複本位制の対立を暗喩したものだと言われているのだ。

http://www.independent.org/pdf/tir/tir_09_3_6_taylor.pdfによると、以下のように当てはめることができるのだという。

 

 ・少女ドロシー・・・アメリカの伝統的価値観orアメリカの一般人

 ・トト・・・禁酒党(当時のアメリカでは道徳的価値観から禁酒運動が盛んだった)

 ・かかし・・・農民

 ・ブリキの木こり・・・工場労働者

 ・マンチキン・・・アメリカ東部の一般市民

 ・臆病なライオン・・・民主党から1896年、1900年に大統領選に立候補したブライアン。金銀複

            本位制によるデフレーション脱却を主張した。雄弁家で野太い声で演説

            する(ライオンの吠える声)が選挙で負ける(臆病さ)。

 ・東の悪い魔女・・・東部のウォール・ストリートの銀行資本家。農工業を支配し、工場労働者

           や農民を圧迫した上に、金本位制を象徴する悪い象徴。

 ・西の悪い魔女・・・干ばつ

 ・オズ・・・金の単位のオンス

 ・オズの魔法使い・・・当時のマッキンリーアメリカ大統領。金本位制を支持した。

 ・黄色いレンガの道・・・金本位制

 ・銀の靴・・・金銀複本位制を主張する意見。金銀複本位制支持するドロシーは、銀の靴を履 

        き黄色いレンガの道を歩く。

 ・エメラルドシティー・・・ワシントンDC。当時のアメリカの紙幣は、グリーンバック紙幣と

              呼ばれるアメリカの財務省が発行する裏が緑色の紙幣が流通してい

              た。紙幣とオズの魔法使いを絶対する住民が住んでいた。

 当てはめたストーリーは以下のようになる。

「ドロシーは竜巻に襲われ、干ばつに苦しむカンザスからオズの王国の中のマンチキンの王国に飛ばされる。マンチキン(東部アメリカ

 の市民)たちを独裁していた東の悪い魔女を圧死させる。東の魔女に働かされた一般市民を助け出した。ドロシーは、カンザスに戻る

 ためエメラルドシティーにいるオズの魔法使いに会いに行く。エメラルドシティーの人間は緑色のメガネをかけて魔法使いを絶対視し

 ていた。」

 この部分の解釈は、以下のようになる。

 一般人代表のカンザス在住のドロシーがカンザスから、アメリカ東部に飛ばれた。マンチキンと悪い魔女の関係は、農工業に従事する一般のアメリカ人と農工業を支配する銀行資本家の関係だ。一般人代表のドロシーは、金本位制を支持する銀行資本家への反感があったので殺した上で、労働者や農工業者を銀行家のくびきから解放したのだ。オズとはオンスでありオンスの魔法使いとは、通貨を司る中央政府の長、すなわち大統領を意味する。また、当時のアメリカ紙幣へ緑色であり、緑色の紙幣と政府を絶対視する世界=エメラルドシティーだ。そしてエメラルドシティーこそワシントンDCなのだ。

 「道中、ドロシーは黄色のレンガの道を魔法の銀の靴を歩き、北の良い魔女からの助けを受け、頭の中身は空っぽだけど大いなる常識を備えたかかし、心が無いことを悩むブリキ男、臆病なライオンを道連れに、エメラルドシティーを目指した。」

 この部分の解釈は以下のようになる。

 魔法の銀の靴とは、金銀複本位制であり黄色のレンガの道とは金本位制を指す。そして、北の良い魔女とは、金銀複数本位制を支持するニューイングランドの住民である。そして、デフレーションの煽りを受けた農民がかかし。

 工場で過酷な労働をして不況の煽りを受けたブリキ男。金銀複本位制を支持する大統領候補ブライアンを示すライオン。金銀複本位制を目指して引き連れてワシントンDCを目指すのだ。

 「エメラルドシティでオズの魔法使いに会い西の魔女を退治するように言われた。そしてドロシーは水を西の魔女にかけて退治し

  た。」

 西の魔女とはアメリカ西部を襲った干ばつであり、干ばつなので水を散布することで解決した、ということだ。

 「いざカンザスに戻してもらうようにオズの魔法使いに頼むと実は、オズの魔法使いは、魔法使いに 

 見せかけたただのペテン師だった。」

 実は、マッキンリー大統領は大統領前はオハイオ州知事をしており、貧困対策のチャリティ対策に熱心であった。また財界の支持を受けて大統領になった。つまり、熱心に政策をやっているように見せかけ肝心な重要なこと(金銀複本位制)やらない、また財界のいいなりで大統領個人では政策決定できない様子の暗喩なのだ。

 「南の良い魔女たちがドロシーを助けカンザスに戻った。その時に魔法の銀の靴が消滅した。ブリキの木こりはウィンキーの国に行き、かかしはエメラルドシティーに残り、臆病なライオンは動物たちに頼まれ森の王になった。」

 南の良い魔女とは、アメリカ南部の金銀複本位制を支持する人々がドロシーを助けたことを示す。そして、魔法の銀の靴の消滅とは、ブーア戦争やアフリカの植民地化で金鉱山の開発が進みインフレーションが発生しそもそも金銀複本位制の主張する理由が消滅したことを示す。ウィンキーの国とはアメリカ西部を指しすなわちアメリカ西部が工業化したことを示し、カカシがエメラルドシティーに残ったことは農民が産業化で移住したことを示し、ブライアンが王になったことは引き続き大物政治家に止まったことを示している。

 以上がストーリーである。なぜ、通貨や経済を司るもの(大統領や銀行家)が魔法使いなのか?今の社会は、中央銀行が紙幣を発行し、銀行による産業への融資とそれに伴う信用創造によって預金通貨を増やすことで経済が回っている側面がある。つまり、インフレーションやデフレーション、好況不況がかなりの部分中央銀行がコントロールし、銀行家があらゆる産業を融資を通じコントロールしている。

銀行家が資本主義をコントロールしている側面がある。だからこそ、その力をオズの魔法使いの筆者は”魔法”と呼んだのだ。

 金本位制にするのも政府紙幣の発行や金銀複本位制にするのも、オズの魔法使いの中では大統領の権限として捉えられた。しかし、その大統領すらもペテン師であり、実のところは銀行家が決めていることが示されている。(中央銀行総裁と政治家との関係もそれに近い)

ZEN OSが提唱する新しい地域通貨の世界では、顔の見える規模のコミュニティや同じ価値観のコミュニティが通貨を管理し発行する。ZEN OSの世界では、ドロシーやかかしやブリキの木こりは、エメラルドシティ(政府中枢や金融機関のある首都)に行くことなくコミュニティの考えに応じて、通貨を発行する。つまり、コミュニティの成員が魔法使いになれる社会なのだ。

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