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ZEN OSが作り出す未来ー君に未来が見えているか アフリカ編

1 政府を人々の手で作る社会!?

 ZEN OSを通じて集まった価値共同体ごとに通貨が発行され、福祉、公共サービスの一部が提供される。中央銀行、税金、社会保障、福祉が市民の自主的な管理で作り、管理するそうした社会が無数にある・・・

 こうした話をすると突飛だ、奇抜だ、非現実的だ、と言われてしまう。筆者自身も構想を話すると、「現実性がない」「非現実的だ」と多くの友人は否定的だ。現状の日本を想定して、日本から独立して地域が独自の政府に準ずる機構を市民が設置して政府を管理する想像は厳しいようだ。

 私は、国際情勢、現代政治、そして未来予測からむしろ「政府を人々が作り出す社会は近い」と考えている。日本やアジアという枠を超えて世界規模で考えている。

2 国家が死滅する社会?ーアフリカから見るブロックチェーンが示す未来

 イギリスの外交官は、現代の世界について①ポストモダン(先進国)、②モダン(新興工業国)、③プレモダン(発展途上国)の3層構造だと論じている。①ポストモダンの地域では、国家主義が弱まり、人権や民主主義の価値を信奉し、商業上でビールやソーセージに到るまで相互依存の関係を構築し、武力に基づく勢力均衡に基づく外交を選択肢として取らない地域としている。欧州や日本をそうした地域としている。②モダン(新興国)には中国やロシアが該当し、国家主権が強く権威主義に基づく統治が行われている。

 今回、ブロックチェーンとの関連で論じるのは、③プレモダン(発展途上国)の地域だ。③プレモダンの地域として代表例はアフリカだ。これらに地域ではまず、政府への信頼が低く、政府そのものが確立途上であり破綻国家としている。また、内乱が頻発し、政治的混乱が続く。混沌を周辺部が支配する、と論じた。

 現実問題、アフリカにおいては、部族や宗教、民族の分布とは関係なしに国境線が植民地化した欧州の都合で引かれ、国境を超えて部族が暮らしていたり、対立する民族、宗教が国家内に同居してたりする。そのため、利害関係が複雑政治的な対立や内戦が続き、中央政府への信頼度が極めて低い。また、軍事力や警察権力に基づく中央集権的な政府の確立していない。国民に適切にサービスを提供できないという意味では「破綻国家」と化している国が多い。

 プレ・モダンの国家では、国家が事実上分裂している国家もある。ソマリアとソマリランドの関係がそれであり、ソマリランドは実質的な独立状態にある。ソマリランドは、承認している国は現時点ではないが、実質国家として独立状態にあり、経済的にも安定している。ソマリランドは、もともとイギリス領ソマリランドに起源があり、ソマリアが1960年に独立した時、イタリア信託統治領ソマリアとイギリス領ソマリランドが統合され独立した経緯がある。部族対立や経済的利害から、ソマリランド地域が1991年に実質的に独立した。治安や経済状況はアフリカの平均的な地域よりも良いとされる。多くのアフリカ諸国は、国家が分裂する例になることを恐れ承認をしていないのだ。

 軍事・治安面での実力がなければソマリランドのような独立は困難だったが、ICT技術やブロックチェーン技術が変えようとしている。通常、国家は領域の範囲で単一の政府が主権を持ち、政府、徴税権力、警察権力、官僚機構を掌握し、中央銀行が発行する単一の通貨が流通されている。しかし、アフリカではそもそも中央政府への信頼度が高くなく、対立する部族や宗教が国内に同居したり、逆に国境線を超えて同じ部族が分布しているケースが多い。そのため、内戦やクーデター、政変が相次いで来た。また、これらの政情不安より、元来、通貨への信頼度が低く、特に富裕層の場合は米ドルによる資産の保有しているケースが多い。ブロックチェーン技術により、国家を超えてサイバー空間上で信頼され、国境を超えた送金手数料が極めて安い通貨が出現すれば、ブロックチェーンによる通貨を選ぶのだ。ブロックチェーン技術に基づく通貨は通貨供給量の上限が決められており、インフレーションへの高いアフリカの通貨に比べ信頼性は高い、と考えることもできる。そのため、国境を超えた経済圏が出現しつつあるのだ。

 また、アフリカでは、インフラ整備が遅れているため却って送電網が利用できないため却って携帯電話の普及率が高い地域がある。(ケニアでは携帯電話の普及率は9割)スマートフォンを利用したインターネット、インターネットを利用したマイクロファイナンスが普及しつつある。インフラの未整備でや政情不安などから、国家や大企業、大銀行の力が弱く信頼度が高くはないため、インターネットを利用した国境を超えた金融サービス、保険サービスなどが出現すると国家や国内資本の銀行や企業よりもインターネット上のサービスが選ばれるのだ。

 こうした背景から、アフリカでは、サイバー空間による仮想通貨、金融サービス、保険サービスが普及しやすく国家の機能がサイバー空間上のサービス機構にとってかわってしまうのだ。つまり、国家が融解していく現象が起きる。そして、ブロックチェーン技術による仮想通貨の広がりがついには福祉サービスやベーシックインカムまで提供される未来が待っているのだ。また、国境を超えた部族や宗教コミュニティーがそうした通貨を持ち、ブロックチェーン技術を利用した福祉サービスなどが提供されたコミュニティが出現する未来がある。もしかしたら、そうした部族や宗教コミュニティが国境を超えた自警団を持ち、給与を仮想通貨で提供され、国境を超えた”国家””武装集団”が出来るだろう。国家は死滅する世界が近いのかもしれない。

3 ZEN OSとは何か

 ZEN OSとは、仮想通貨を簡単に作ることが出来るOSだ。仮想通貨というとテクノロジーに疎い人間には「難しそう」「胡散臭そう」と反応されてしまい、果ては「仮想通貨?投資話?詐欺でもするの?」と聞かれることすらある。でも私たちのZEN OSでは、地域のおじさん・おばさんが町内会レベルでも簡単に仮想通貨が作れるレベルまでやってくる時代を考えている。すなわち、アプリやソシャゲを使う感覚で通貨が作られ、通貨が使われる未来なのだ。

 簡単に仮想通貨を作ることが出来るOSならば、エンジニアがいない部族や宗教コミュニティでも通貨を作ることが出来る。もしかしたら、アフリカの部族の儀式では、ZEN OSを用いた新しい儀式が2020年あたりにはあるかもしれない。裁判や経済上の取り決めは多くの民族、部族では神の権威の元で行われてきた。神の権威に基づくコミュニティの信頼こそが部族間の決まりごとや経済上の取り決めをを定める機能を持ってきたのだ。そうした部族の儀式の中に、ZEN OSが利用されている未来が私には見える。そして、そうしたコミュニティが無数に出現するとを可能にするのがZEN OSなのだ。

 どうか、ZEN OSと共に未来を想像してみようではないか。

 

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